la Marina Mercante)に基づいて設立された全国港湾公団(Puertos del Estado)によって実施されている。この全国港湾公団は、半官半民の第三セクターであり、約150人の職員のうち1/3は公共事業省(Ministerio de ObrasPublicas y Urbanismo)から人事異動の一環で派遣されており、残りの2/3については民間から採用されたプロパー職員で構成されている。
港湾管理者の管理部門は、評議会(Council)、理事長(President)、技術部長(Technical Director)で構成され、また、支援部門は、港湾・航行評議会(Port and Navigation Council)で構成されている。なお、理事長(President)は公共事業大臣(主務大臣)によって指名される。技術部長は、理事長の推薦に基づき港湾公団によって任命及び罷免される。
各港湾管理者の理事会(Board of Directors)は、理事長、2人の副理事長(港長(Harbour Master)及び技術部長(Technical Director))、さらに港湾公団(Puertos del Estado)の評議会(Governing Council)から任命される10人以上20人以下のメンバーで構成される。この任命を受けるメンバーは、事実上、関係地方公共団体の知事、関係市の市長、関係商工会議所会頭、産業界、海上交通部門、関係民間企業、主要な貿易の労働組合の代表が選ばれている。